製品・サポート
Product / Support
知覚・痛覚定量分析装置PainVision® PS-2100は、機器単体での動作の他に、パソコンとの接続使用が可能です。パソコンと接続して使用する場合には、パソコンの動作環境をご確認ください。
徐々に上昇する電流値により最小感知電流値(電流知覚閾値)を評価するモードです。
患者が付属のハンドスイッチを操作できることを確認した上で、測定を開始します。測定前に刺激電流の制限値および上昇時間の設定は画面上で操作可能です。上昇する電流値を患者が感じたら、ハンドスイッチを押し電流出力を停止します。この電流値が電流知覚閾値(最小感知電流値)となります。
痛みを計測するためのモードです。
電流知覚閾値を計測した後、同様の方法で痛みと等しくなる(または、上まわる)電流値を計測します。患者が付属のハンドスイッチを操作できることを確認した上で、測定を開始します。測定前に刺激電流の制限値および上昇時間の設定は画面上で操作可能です。上昇する電流値を患者が痛みと等しいと感じたら、ハンドスイッチを押し電流出力を停止します。この電流値が痛み対応電流値となります。
電流知覚閾値と痛み対応電流値を計測することで痛み度が演算されます。
痛みの範囲を計測するためのモードです。
電流知覚閾値を計測後、電流知覚閾値を基準にした電流を設定値に合わせ出力します。一定の電流が出力されることで、痛みとの比較を行います。測定結果は設定倍率の区間で表示されます。
※専用ソフトウェアと組み合わせたシステム時のみ使用が可能です。
製品には痛みを測定するためのソフトウェアを含んだ「PS-2100」と電流知覚閾値のみを評価するソフトウェアを含んだ「PS-2100 N」の2種類があります。
知覚・痛覚定量分析装置PainVision® PS-2100 Nは、電流知覚閾値測定に特化したハードウェアとソフトウェアがパッケージとして提供されます。
電流知覚閾値は前腕内側部やアキレス腱部といった部位ごとに異なった値を示します。本ソフトウェアでは部位ごとの測定値をデータベースに記録することができます。
デフォルトで8カ所の標準測定部位が用意されていますが、測定部位を新たにソフトウェアに登録し、管理することも可能です。
知覚・痛覚定量分析装置PainVision® PS-2100の測定には、専用にデザインされたディスポ電極 EL-BANDが必要です。
正しい測定値を得るために専用電極をご使用ください。
医療機器届出番号 19B2X10006000001
梱包単位 50回分/箱
ディスポ電極 EL-PATCH はEL-BANDでは貼ることのできない指先等の小さな場所で電流知覚閾値を測定するためにデザインされた電極です。
医療機器届出番号 19B2X10006000002
梱包単位 50回分/箱
測定結果は測定モードに合わせた印刷様式で出力が可能です。
※本様式の印刷にはシステムモードで測定を行い、A4サイズの出力が可能なプリンタと接続した環境が必要です。
電流知覚閾値測定
痛み測定
痛みレベル測定
PainVision® PS-2100を動作させるためには、Windows 7以降のOSがインストールされたコンピュータが必要となります。パソコンと接続して使用するには、次の環境が必要です。